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パレスチナ写真展報告

2020/10/05(月)
NPOアースキャラバンは、2015年をスタートにパレスチナへの平和行脚をして参りました。同時に限られた範囲での支援活動もしてまいりました。
写真展もその活動の一環です。機会があればどこででも開催してきました。
 
2020年9月15日、京都センターに於いてチャリティ施療会とパレスチナの写真展を開催し、たくさんの方にご来場いただくことができました。写真展は好評の為に引き続き1週間延期となったのです。
開催期間にはたくさんの方にご来場いただきました。皆様が一枚一枚の写真を説明文を読みながら食い入るように眺め、そしてビデオを真剣に見てくださいました。
 
一方、福島県のアウシュビッツ平和ミュージアムでも7月からの3ヶ月間、ガザ地区の写真家による作品を展示開催していただきました。こちらも多くの方に足を運んでいただき、厳しい状況下にあるガサ地区での暮らしや現実を知っていただくことができました。
 
○パレスチナの過酷な状況を初めて知りました。ニュースでは入ってこない情報です
○パレスチナの日々日常の生活を少し知り、私達と同じだと思い少しホッとしました。
○日々安心、自由という感覚が無いということが実際この世界にあるんだという驚きに未だ半信半疑です。
○パレスチナだけでなく、今でも世界の各地で紛争が起きている事実に暗澹たる思いです。
○子供達の屈託の無い笑顔が素晴らしい!
○この不条理を国際社会がほっといていいものだろうか?世界から声を上げる必要があると感じました。
○パレスチナの子ども達に平和、自由の希望の火を届けたい!
 
などなどたくさんの感想をいただきました。
 

”分断と孤独”
大国の間で忘れ去られようとしている遠く離れた国で、本来有すべき人間としての権利を奪われて来た人々の声を、そしてさらに悪化している状況で、もがき苦しみながら生きている人々の声を皆様に知っていただきたく、今回写真展を開催いたしました。
今回の写真展を通して、パレスチナで今現在起きている状況は対岸の火事ではなく、日本に、世界に於いて近未来に起こりうることと思うからです。現に今、世界はコロナ禍で自粛、隔離という状況に追いやられています。このまま隔離=分断が進んでいく世界はきっとパレスチナの様な状況になるのでは無いかと危惧しています。
 
”孤独”
今私達は人との真のつながりの大切さに直面されられているのではないでしょうか。
お金さえあれば、幸福な人生を送れるし、お金がなければ、決して幸せにはなれないという幻想を心のどこかに持っていたのではないかと思うのです。
コロナ禍を通して、生きる為にはお金は大事、でもお金以上に大切なのは人とのつながりであるということに改めて気付かせてもらったのだと思います。
人は一人では決して生きられません。
 
”未来への創造”
これからの未来をどう創造していくか!
今、ここで、立ち止り、分断への道を歩まない為に 智慧を持って創造して生きたいと思います。
 
アースキャラバンは、2018年4月に初めてハイサム・ハーティブさんの写真展を主催しました。
その後パレスチナのガザの写真家の方々の写真と一緒に写真展を開催して来ました。
改めてこの時期だからこそという思いと、パレスチナの人々にエールを送りたく、今回の写真展を開催するに至りました。
今後も引き続き写真展を開催していく予定です。
どうか皆様、また機会がありましたら、この写真展に足をお運び下さい。
そして見ていただいたことをどうか一人でも多くの人びとにお伝えいただき、話し合っていただけたら幸いです。
私たちアースキャラバンもよりよき世界を創造することを胸に進んでいきます。
 
最後にヘレンケラ女史の言葉をお伝えさせていただきます。

人々がお互いの幸せに責任を持つようにならない限り、世界は変わらない。

アースキャラバン一同

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