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岡田陽太さん 瀬上沢開発の署名運動について

2017/12/10(日)
横浜市の瀬上沢開発の是非を問う住民投票運動について、経緯をよく知る岡田陽太さんのFB投稿を転載させて頂きました。
 
横浜市内にある最大の緑地帯、瀬上沢の谷戸を大規模開発から守るべく、住民投票条例制定に向けて動き出した署名期間も今日12月10日(日)で最終日。
 
昨年の12月末、一年のご挨拶にパタゴニア鎌倉ストアを訪れた際、スタッフの増山理人君から瀬上沢の開発計画が再浮上したことを聞いた。
 
市民運動の力と前市長の決定で中止になっていた開発計画が、市長が変わってからの2年間、水面下で網の目を広げていた。
 
この一年間、パタゴニア日本支社は会社の存在意義を再確認し、企業でありながらも、得た利益を環境保護のために使うことを真剣に話し合い、この大都会・横浜市内に存在する手つかずの緑地帯を守る運動をあらためて支援することを決めたと聞いた。
 
横浜市民の有志で実行委員会が立ち上げられ、ただただあの緑地を守りたい、という市民たちが守るためのあらゆる手段が出尽くされた中で最後に用意されていた『住民投票』で決める、という条例制定に向けて大変な一歩に舵を切った。
 
この1年、370万人が住む横浜という大都会の中で彼らはひたすら奔走し、署名を集めてくれる受任者を募ったり、協力してくれる場所『スポット』を探しまわり、横浜市内18区を駆け回りお話し会を開催、現地のガイドツアーを企画、やったこともない『住民投票条例制定』に向けて0から学び、膨大な書類を作成、受任者への資料作り・印鑑押し・発送など完全な裏方作業まで全てこなし、駅前に立って声をとどけ、チラシを配り、署名を集めてきた。
 
おそらく最終日となった今現在でも、このことを知らない横浜市民がかなり多くいると思う。開発業者も長い歴史の中でいろいろあったと思う。地権者もしかり、関わってきた多くの人たちが、その立場で様々な感情を抱えながら、自分の良心と家族と会社の中の立場で向き合ってきていると思う。
 
反対運動ではなく、保全運動を軸とし、新しい形を想像力豊かに、多くの人のアイディアと感性を巻き込んでこの場所を守り抜きたい。様々な立場で関わってきた人たちが、「ああ、よかった」 と思えるような場所を。
 
下の写真の道路右側の緑地帯、映っていないけど道路の左側、
下の写真にある栄高校(旧 上郷高校)の目の前の谷戸の一部が埋められ、開発されてしまう計画です。
いつも思うんです。
 
シンボリックな誰もが感動する自然、
海越しに見える富士山、どこぞの紅葉、
なんとかの滝、清流なんとか川、、、。
 
とかではなくて、どこでも見かけるこんな風景こそ、町中に残されて点在する雑木林や緑地帯と住宅地の境界線こそ、人の意識を向けて大切にしていかないと。
 
いよいよ今日が最終日。
2か月限定の署名活動で駅前に立ち続けてきた彼らに、横浜市民でも市民でなくても、もし時間があったら会いにいってあげてほしいです!今日、思い浮かんだ友人がいたら、ぜひ連絡してあげてください。
 
自然界に線引きはないし、声をあげられない沢山の生きものたちが、そこにはいます。
 
どうか、みなさんのお力を最後まで、よろしくおねがいします。
詳しくは「横浜のみどりをみらいにつなぐ実行委員会」FBページをご覧ください。

以下確定情報

場所:港南台駅前(BIRDS前)

時間:12:00~19:00

主催者より「また最後に、私たちと署名を集めてくれるボランティアも大募集中です。興味がある方は、是非ご連絡/コメントでお問い合わせ下さい。30分でも1時間でも2時間での参加も可能です。飛び込み参加も大歓迎!!!」

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