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エルサレム観光をしての覚書

2017/04/25(火)
エルサレムの観光をしての覚書(2017.3.20th.25th.26th)
 
3月20日(月)エルサレムの旧市街を観光する
今回で3度目の旧市街観光であったため、去年回ったところのおさらいをする感じ。
やはりダマスカスゲートやジャッファゲート辺りは面白い。
ダビデの塔などは有料であるが、無料で入れるところがいろいろあるので、一日観光には十分かもしれない。主な観光ポイントは別紙にてまとめてあります。
 
今回はパレスチナでは春。夜はコートがいるくらい肌寒かった。
8月は日陰を探しながら歩き、そして帽子は必需品。
かなり暑く、日差しが強いので、いっぺんにたくさんのところを回ろうと思うのは無理があるかもしれない。
いくつか回った中で、今回笑わせてもらったところをご紹介。
「最後の晩餐の部屋」に行くために階段を上り、入った部屋にあったものは・・・・。
なんと電子レンジだった。「最後の晩餐の部屋」はその奥にあるのだけれど、オイオイちょっと気にしなさいよ!と言いたくなりました。みんなも見てね♡電子レンジを!イエスキリストもびっくり。現代の最後の晩餐は「ち~ん」して出てくるのか!?
 
3月25日(土)岩のドーム(Dome of The Rock)を見たくて、再訪
観光客が岩のドームに行くには、嘆きの壁があるWestern Wallにあるモロッコ門(Maghreb Gate)から入らなければならない。パスポート必携です。
この日モロッコ門に着いたのが10時半ごろ。人は誰もいなかった。ゲートのところにヘブライ語(イスラエルの言葉)で何か書いてあるが全く理解できず。ただ「7:30~10:00、12:30~13:30」とあるので、「遅かった~。2時間後に戻って来よう。」と言って、12時半に戻って来たけれど、誰もいなかった。ちょうどその場にいた兵士に聞いたら、金土休みという。
ちょっと待て!金曜日も土曜日もユダヤ教徒にとっても、イスラム教徒にとっても大事な日じゃないのか?現にたくさんのユダヤ教徒の人たちは「嘆きの壁」で嘆いているじゃないか!!!!しかもみんなちゃんと着飾って!なのになぜイスラム教徒の人たちを彼らにとって神聖な場である岩のドームのところに入れないのか?イスラエル、パレスチナ両方にとって大事なところなのに、なぜイスラエルが支配権を握っているようなことが当然のように起きているのだ?
思えば思うほど腹が立ってきた。
いい加減にしろ!と思わず日本語で叫んでしまった(英語で叫べない小心者)
 

3月26日(日)岩のドームを何が何でも見てやる!と意地で再訪
着いたのが9時前。長蛇の列。!!!!足早に最後尾に加わる。
遅々として前に進めず。手荷物検査、パスポートチェックがあり、何か没収されている人もいる。
1時間近く並んでいる最中、前の中国人カップルに声を掛けられた。
ハネムーンでイスラエル2週間の旅を満喫していますとのことだった。
なぜイスラエルに新婚旅行に来たの?と聞いたら、
「中国は一つの文化でしょう?イスラエルはたくさんの異なる文化、国家により形成されたところだから、とても興味深いんだ。」
「昨日バスでベツレヘムまで行ったんだ。生誕教会に入るのにかなり並んだから、今日このくらい並ぶのは大丈夫。」
 
きっと中国の富裕層の育ちの良い、高等教育を受けたカップルのように見受けられた。
私は言いたかった。
間違えているで!
イスラエルじゃなくて、ベツレヘムも東エルサレムもパレスチナやで~
そしてなんでこんなに並ばなきゃいけないか分かっているか?
東京ディズニーランドやUSJでアトラクションに並んでるのと一緒違うで!
分かってるんか!
 
関西のおばちゃんが彼らに叫んでもただの変な日本人になってしまうので、辛抱した。
ただ辛抱してしまった自分が嫌だった。
去年出会ったパレスチナのお母さんたちに、ビリンのハイサムたちに顔向けできない気分になった。

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