HOMEアースキャラバン体験談 一覧 > 5つの火とひとつの祈り

アースキャラバン体験談 詳細

5つの火とひとつの祈り

2015/07/25(土)

準備の段階から、もちろんその光景をあれこれと想像していましたが、実際にそれが目の前で実現していることを見ると、やはりとんでもなくすごいことなんだと改めて感じました。

スーザンさんによって広島から届けられた「平和の火」が、「アースキャラバン2015」東京イベントのメインステージで、仏教・ヒンズー教・ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の5つの宗教者の手に分火されたのです。

 

写真の左から、仏教・井上広法さん、ヒンズー教・スワミ・サドヨージャータさん、ユダヤ教・ダニー・ネフタセイさん、キリスト教・五十嵐弘志さん、スーザンさん、イスラム教・ハーリドさん)


5つの宗教者に分けられた「平和の火」を前に、世界の平和を祈念し、原爆で亡くなられた方々、戦争の犠牲になられたすべての方々に対して、5人の宗教者と会場全員で黙祷を捧げました。

「子どもたちのために、大人が争い合うのはもうやめよう、戦争はやめよう」という想い、国籍・人種・宗教の違いを超え、平和への願いによって、5つの火は、ひとつに融合しました。

そのあと、井上広法さんから平和への共同宣言がありました。

私たちは、平和への願いによって、異なるものがひとつになることを見届けました。

 

5つに分けられた「平和の火」は、次に5人の手によってひとつのキャンドルの火に灯され、さらにその火は、会場にいたひとりひとりに分火されました。

 

この「平和の火」を手の中に感じながら、クリス・モズデルさんが、アースキャラバンのために書き下ろししてくださった「THE FLAME OF THE GOLDEN FLOWER~金色の華の炎~」 を、クリスさん自らの朗読によって聴かせていただきました。

(「THE FLAME OF THE GOLDEN FLOWER~金色の華の炎~」 詳細はこちら。

クリスさんの詩の朗読で、「アースキャラバン2105」東京のプログラムはすべて終了しました。

しかし、アースキャラバンは、これで終わったわけではありません。まだまだ続きます。

「平和の火」は、オーストリア・ウィーンに空輸されました。そこから、アウシュビッツなど戦争の傷跡のあるヨーロッパの各都市を巡礼します。

そして、平和への願いを各地でシェアしていきます。

8月6日、広島原爆の日にはパレスチナのベツレヘムで、8月9日、長崎原爆の日にはイスラエルのネーブシャロームで、パレスチナ人、イスラエル人、世界中の方々とともに、平和への祈りと追悼の4宗教合同合唱をおこないます。

平和は、与えられるものではなく、ひとりひとりが育てていくものです。そして、平和への願いによってこそ、あらゆる違いを超えて、世界はひとつになることを信じ、願っています。

 

「アースキャラバン2015」東京では、最後にひとりひとりに分火された「平和の火」を、戦争がなくなることを願い、核の火が消えることを願って、全員で一斉に吹き消しました。

この想いが、世界に届きますように!

 

「アースキャラバン2015」東京イベントを支えてくださったスタッフの皆さま、ボランティアの皆さま、ご出店いただいた皆さま、ご出演いただいた皆さま、すべての皆さまに感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました!


ページ
TOP